頭を打った(頭部打撲)
お子さんが転んだり、ぶつけたりして頭を打つことは日常生活でよくあることです。
「頭部打撲」とは、外からの力(転倒・衝突など)によって頭の皮膚や骨、脳が一時的にダメージを受けた状態を指します。多くの場合は軽度で、皮下血腫(たんこぶ)や一時的な痛みだけで済みますが、まれに脳や頭蓋骨の内部に損傷が起こることもあります。
症状
頭を打った後に見られる主な症状は以下の通りです。
- 打った部分の腫れや痛み、たんこぶ
- 一時的な泣きや不機嫌
- 顔色が悪い、吐き気や嘔吐
- ぼんやりする、いつもと様子が違う
- 意識を失う、けいれんを起こす
- 手足の動きに左右差がある、動きが鈍い、言葉が出にくい
軽い場合は一時的な痛みや泣きで落ち着くことが多いですが、強く打った場合や上記のような症状がある場合には、頭の中で出血や脳への影響が起きている可能性があります。
当院での対応
当院では、まずお子さんの意識の状態、外傷の有無、嘔吐の回数、打った時の状況(高さ・床の硬さなど)を詳しく確認します。
必要と判断した場合には、頭部CT検査などが行える二次医療機関に速やかにご紹介いたします。
軽症の場合は、院内での経過観察とともに、ご家庭での見守りのポイントを丁寧にお伝えします。
大事なポイント
- 打った直後は元気でも、数時間〜1日後に症状が出ることがあります。
- 嘔吐・意識の変化・けいれん・顔色不良などがあれば、すぐに受診してください。
- 24時間はしっかりと様子を観察しましょう。特に夜間も注意が必要です。
- 強く泣いたり、眠りたがるのは一時的なこともありますが、ぐったりして起きない場合は要注意です。
- 打ったときの状況をメモしたり、現場の写真(高さ・床の種類など)があると、診察時の参考になります。