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胃腸炎

胃腸炎は、胃や腸に炎症が起きて、「嘔吐」「下痢」「腹痛」などの症状を引き起こす病気です。

小児では、冬場を中心に流行する「ウイルス性胃腸炎(嘔吐・下痢症)」が多くみられますが、夏場には細菌性のものもみられます。多くは自然に回復しますが、脱水症状に注意が必要です。

症状

主な症状は以下の通りです。

  • 吐き気、嘔吐
  • 下痢(水のような便や回数が多い便)
  • 腹痛、食欲低下
  • 発熱
  • 元気がない、尿の量が減る(脱水のサイン)

症状の出方や順番はお子さんによって異なり、嘔吐が先に出てから下痢が続くこともあります。

原因

最も多い原因はウイルス感染です。代表的なものには以下があります。

  • ノロウイルス:冬場に多く、突然の嘔吐が特徴です。
  • ロタウイルス:白っぽい下痢便が続くことがあり、乳幼児では重症化しやすいウイルスです。
  • アデノウイルス・アストロウイルス:比較的軽い経過のことが多いです。

また、細菌(サルモネラ、カンピロバクターなど)や、まれに薬が原因となることもあります。

当院での対応

症状の経過や流行状況、便の性状などから総合的に診断します。必要に応じて便検査を行う場合もあります。

治療の基本は『対症療法(症状を和らげる治療)』です。

  • 脱水予防:経口補水液(OS-1など)を少しずつ、こまめに与える。
  • 吐き気が強いとき:制吐薬(吐き気止め)を使用することもあります。
  • 下痢が続くとき:整腸剤を使用します。

ほとんどの場合は1〜3日で回復しますが、乳幼児では脱水に注意が必要です。

入院治療が必要なこともあり、その際は入院可能な医療機関へご紹介いたします。

大事なポイント

  • 「ぐったりしている」「尿が出ない」「涙が出ない」ときは脱水のサインです。早めに受診してください。
  • 水分は一度にたくさんではなく、「一口ずつ」「頻回に」与えるのがコツです。
  • トイレやおむつ替えの後はしっかり手洗いをしましょう(家族内感染の予防)。
  • 嘔吐・下痢が止まり、食事がとれるようになってから登園・登校を再開しましょう。
  • ロタウイルスワクチン接種は有効な予防策です。乳児期に必ず済ませましょう。

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