溶連菌感染症
溶連菌は、主にのど(咽頭・扁桃)や皮膚に感染する細菌です。
特にお子さんに多く、保育園や学校などで集団感染することもあります。
きちんと治療すれば治る病気ですが、放置すると合併症を起こすことがあるため注意が必要です。
症状
主な症状は以下の通りです。
- のどの痛み(咽頭炎、扁桃炎)
- 発熱
- 赤い発疹(猩紅熱と呼ばれることもあります)
- イチゴ舌(舌が赤くブツブツになる)
- 頭痛、腹痛、吐き気
風邪と似ていますが、咳や鼻水はあまり強く出ないのが特徴です。
原因
A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)という細菌が原因で、飛沫感染(咳やくしゃみ)や接触感染(手指・おもちゃなどを介して)で広がります。家族やクラスで流行することもあります。
当院での対応
のどの状態を確認し、迅速抗原検査などで診断を行います。
治療は抗生物質(ペニシリン系など)を10日程度きちんと飲むことが基本です。
熱やのどの痛みは1〜2日でよくなりますが、途中でやめると再発や合併症の原因になります。
大事なポイント
- 薬は医師の指示通り最後まで飲みきりましょう。
- 登園・登校は、抗菌薬(抗生物質)を飲み始めて24時間以上経過し、熱が下がっていることが目安です。
- まれに腎臓の病気(急性糸球体腎炎)やリウマチ熱などの合併症が起こることがあります。治ったあとも、尿の色やむくみに注意してください。