不整脈
心臓は、電気信号によって一定のリズムで動いています。
このリズムが乱れて、脈が速くなったり遅くなったり、時々飛ぶように感じる状態を「不整脈」といいます。
こどもの不整脈の多くは一時的なもので、成長とともに自然に落ち着くことが多いですが、まれに治療が必要なタイプもあり、正確な診断が大切です。
症状
多くの場合は自覚症状がなく、健診や学校心電図検査で「脈の乱れ」「波形の異常」として見つかることがよくあります。
症状がある場合には、以下のようなサインがみられます。
- 胸がドキドキする(動悸)
- 脈が飛ぶ感じがする
- 顔色が悪い、めまい、意識が遠のく
- 運動時の息切れや疲れやすさ
- 乳幼児では哺乳力の低下や機嫌不良
原因
こどもの不整脈にはさまざまな原因があります。
- 成長や自律神経の影響による一時的なリズムの乱れ(良性不整脈)
- 先天性心疾患などの構造的異常
- 心臓の電気伝導の異常(WPW症候群など)
- 発熱・ストレス・脱水など一過性の要因
多くは経過観察のみで自然に改善しますが、なかには医療的な介入が必要な場合もあります。
当院での対応
まず、問診・診察・心電図検査・心エコー検査などを行い、不整脈の種類を確認します。
良性の不整脈であれば、当院で定期的にフォローいたします。
一方で、以下のような場合には、より詳しい検査(ホルター心電図・運動負荷心電図など)や治療が必要になるため、小児循環器専門施設へご紹介いたします。
- 失神・動悸・胸痛などの症状がある
- 薬物治療やカテーテルアブレーションの適応が考えられる
大事なポイント
- 不整脈は一過性で、経過観察のみで問題ないことも多いです。
- 「健診で異常を指摘された」「胸がドキドキする」といった場合は、早めにご相談ください。
- 失神、顔色不良、息切れを伴う場合は速やかな受診が必要です。
- 必要に応じて専門施設と連携し、適切な検査・治療を受けられるようサポートいたします。