マイコプラズマ感染症
マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマという細菌に似た微生物によって起こる呼吸器の感染症です。特に子どもや若い世代に多く見られ、「マイコプラズマ肺炎」の原因として知られています。
毎年一定の流行があり、保育園や学校などの集団生活の場で広がりやすいのが特徴です。
症状
主な症状は以下の通りです。
- しつこい咳(特に乾いた咳)
- 発熱
- のどの痛み
- 倦怠感(体のだるさ)
- 頭痛
咳が長引くことが多く、熱が下がっても2週間以上続く場合があります。
原因
原因は マイコプラズマ・ニューモニエ(Mycoplasma pneumoniae)という病原体です。感染は咳やくしゃみなどの飛沫感染によって広がります。潜伏期間(感染から発症までの期間)は1〜3週間程度と比較的長いのが特徴です。
当院での対応
症状や流行状況を踏まえて医師が判断し、必要に応じて以下の検査を行います。
- 迅速抗原検査(鼻咽頭ぬぐい液)
- 血液検査(抗体検査)
- PCR検査・LAMP法
(血液検査・PCR・LAMP法は外注検査となり、結果判明まで数日かかります)
症状や流行状況から医師が判断し、必要に応じて血液検査(抗体検査)や鼻咽頭ぬぐい液での迅速抗原検査、PCR検査、LAMP法を行います。(血液検査、PCR検査、LAMP法は外注検査で数日後に結果が判明します)
治療は主に対症療法(咳や発熱などの症状を和らげる治療)を行い、必要に応じて抗菌薬を使用します。
抗菌薬は、マクロライド系(クラリスロマイシンなど)、テトラサイクリン系、ニューキノロン系が使われますが、年齢によって使用できる薬が異なります。
大事なポイント
- 咳は長引くことが多く、完全におさまるまで2〜4週間かかることがあります。
- 登園・登校は、熱が下がり全身状態が良ければ可能とされていますが、咳が強い場合は無理をさせないようにしましょう。
- 周囲にうつす可能性があるため、マスク着用や咳エチケットを心がけましょう。
- 咳が長引いていても元気なことが多いですが、息苦しさ・強い咳・高熱が続く場合は再度受診してください。