ヘルパンギーナ・手足口病
ヘルパンギーナと手足口病は、どちらも夏から秋にかけて流行するウイルス感染症です。
主に乳幼児や小学生くらいまでのお子さんに多くみられます。
どちらも口の中に痛みを伴う発疹や水ぶくれが出るのが特徴で、発熱や全身の不調を伴うこともあります。
いずれも多くは自然に回復する病気です。
症状
ヘルパンギーナ
突然の高熱(38〜40℃)が出て、のどの奥に小さな水ぶくれや潰瘍ができます。
強いのどの痛みを伴い、食欲が落ちたり、水分がとれなくなることがあります。
手足口病
口の中に水ぶくれや発疹が出るほか、手のひら・足の裏・おしりなどにもブツブツが現れます。
熱は出ないこともありますが、のどの痛みで食べにくくなることがあります。
原因
どちらもエンテロウイルス(コクサッキーウイルス、エンテロウイルス71など)によって起こります。飛沫感染(せき・くしゃみ)、接触感染(おもちゃやタオルの共有など)、便からの感染によって広がります。
当院での対応
症状や発疹の特徴を見て診断します。特別な検査をしなくても、診察で判断できることが多いです。
治療の基本は『対症療法(症状を和らげる治療)』です。
発熱やのどの痛みをやわらげ、水分や栄養がとれるようサポートします。
ほとんどの場合、1週間ほどで自然に回復します。
大事なポイント
- 水分がとれずに脱水になることがあります。おしっこの回数が少ない、ぐったりしているときは注意が必要です。
- まれに、髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。強い頭痛、嘔吐、意識がぼんやりするなどの症状があればすぐに受診してください。
- 感染力が強く、兄弟や園・学校で広がりやすい病気です。
- 登園・登校は、熱が下がり、食事や水分が普通にとれるようになったら可能です(園や学校の方針に従ってください)。