やけど(熱傷)
やけど(熱傷)は、皮膚やその下の組織が熱によって損傷を受けた状態です。熱い液体(お湯・スープなど)、金属・蒸気・火・電気・薬品などが原因となります。小さなお子さんは皮膚が薄く、軽い接触でも大人より深くダメージを受けやすいため、注意が必要です。
症状
やけどの程度(深さ)によって症状は異なります。
- Ⅰ度(軽度):皮膚が赤くなり、ヒリヒリ痛みます。水ぶくれはできません。
- Ⅱ度(中等度):赤みと痛みが強く、水ぶくれ(水疱)ができます。
- Ⅲ度(重度):皮膚が白っぽく、痛みを感じにくくなります。皮膚の奥まで損傷しています。
広い範囲や顔・関節部・陰部などにやけどがある場合、より慎重な対応が必要です。
原因
こどもに多いやけどの原因には、以下のようなものがあります。
- 食卓での熱い飲み物や汁物のこぼれ
- 電気ポット、炊飯器、アイロン、ストーブなどの接触
- 花火やバーベキューなどの火
- 入浴時の熱すぎるお湯
- 熱いカイロや湯たんぽの長時間使用
「大人には大丈夫な温度」でも、子どもには危険な場合が多いです。
当院での対応
やけどの部位・深さ・範囲を丁寧に確認し、症状に応じて洗浄、軟膏の塗布、ドレッシング剤(保護材)による保護などの適切な処置を行います。
必要に応じて痛みの軽減や感染予防のための治療も行います。
深いやけどや広範囲のやけどなど、より専門的な治療が必要な場合には、速やかに専門医療機関へご紹介いたします。
大事なポイント
- 自宅ではまず「冷やす・清潔に保つ・こすらない」が基本です。
- 水ぶくれは敢えてつぶさないでください。感染の原因になることがあります。
- 受診後も、感染や色素沈着などの経過をしばらく観察します。
- 受傷直後はあわてず、まず流水で冷却し、必要に応じて当院へご相談ください。